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平成29年の目標。

平成28年の成果でも少し書いたが、平成29年の目標について。
なぜ1年の計は元旦にありと昔から言っているのに大みそかに来年の計画を立てるかといえば、元旦に計画を立てていては元旦から始められないからである。

29年の包括的な目標は、平均点以上のレベルのものをコンスタントに量産する態勢を構築すること。

それを実行するためには、
①毎日一定量を書く習慣をつけ、量産に耐えうる小説的体力を身につけること。
②脚本術等を利用して「おもしろい」ストーリーをシステマティックに作るようにすること。
以上の2点が必要であると考えた。

①については、当初1日1,000字、月に30,000字を具体的な目標として設定する。
大体10万字で長編新人賞に投稿可能な長さになるので、およそ3ヶ月に1本の長編を書く。
またはそれに相当する短編・中編等を書く。

②については、今まで参考にした資料や教材等から独自の表を作ってみた。
フェイズの内容に従ったキャラクターの行動を入れていけばストーリーが完成するというものであるが、まだしっくりこない。

今までとにかく書くことが大事だと思ってはいたが、やる気の無いときは100文字で妥協したりしていた。
ある一定以上の量をこなさないと質的変換が起こらないのはすべての分野で共通だと思うが、今までは闇雲にその日の気分で書いているだけだった。

平成29年は、小説を趣味から生活にランクアップさせる。

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テーマ : 物書きのひとりごと
ジャンル : 小説・文学

「おもしろい」の公式が判る。沼田やすひろ「『おもしろい』映画と『つまらない』映画の見分け方



具体的に「三幕構成」の「三幕」とは、どのようなことを描くのでしょうか? ずばり「対立・葛藤・変化」です。

始め(第1幕)に「対立」を描く。すなわち登場人物の「役割上の対立」及び主人公の「内面の問題の対立」

ストーリーの中間部(第2幕)で主人公が問題に立ち向かって悩んだり、努力したり、苦労する。ここで「成長葛藤(仲間がいて乗り越えられる)」と「破滅葛藤(仲間がいなくて乗り越えられない)」に主人公が立ち向かうと納得できるおもしろさになる。

終わり(第3幕)に「変化」を遂げた主人公は、すべての対立を解消する。(58ページ)


映画の「おもしろさ」とは具体的に何があれば「おもしろい」のかを懇切丁寧に解説した本。
冒頭に示した3幕構成の説明だけで、おもしろい物語が作れないと悩んでいるすべての創作者の悩みは解決する。
3幕構成を意識したプロットを作るだけで、平均点以上のものは確実にできるだろう。

さらに、ストーリーの「おもしろさ」を13フェイズにわけてどんな場面が必要かも書いている。
また、キャラクターにどんな役割を振れば「おもしろく」なるかも記載されている。

映画の解釈のための本ではあるが、すべての物語に適用できる。現に13フェイズを使っておもしろさを分析した例には、テレビアニメの魔法少女まどか☆マギカも使われている。

物語の目的は「おもしろい」ことだけにあるのではないと承知はしているが、僕も含めて「おもしろい」物語を作ろうとする者たちのための模範解答、いや公式であると思う。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

お話にならない平成28年の成果。

もうすぐ平成28年も終わろうとしている。
少し早いが、今年の成果を振り返り、何がしかの教訓を得たいと思う。

1 新たに脱稿した作品

小さな、あの家(266枚)
餓獣(21枚)
クッキング・僕(44枚)

2 新たに執筆した作品

長編(現在87枚)

3 販売した電子書籍

5冊

ちなみに「クッキング・僕」というのはアットホームアワードに出そうとしたが、引越しが重なっていたので締め切りを過ぎてしまったものである。

なんだかんだで総括してみると、お話にならない。

まあ熊本地震を直接くらったり、東京に転勤したりといろいろありはしたが、少なくとも小説を一生書き続けようと思っている人間の書く量としてはあまりに少なすぎる。
書くのをやめていないだけましと言える程度のものでしかない。
書き上げる作品をより良いものにしていこうという気があるのか、自分で自分が疑わしい。

昨年書いた海の記憶より、小さな、あの家の方が進歩していなくてはならないが、客観的に見て怪しいと言わざるを得ない。
とにかく、書く絶対量が足りず、環境のせいにしてまとまった量を書く習慣づけがされていなかった。
2ヶ月ほど前から1日1,000字を書くことを継続しようとしているが、ここ10日間は電子書籍ばかり作って書いていなかった。

今までは年間目標を新人賞獲得とか包括的で漠然としたものにしていたが、今年の目標は1日1,000字、月に30,000字を書くことにした。
そうすれば、1年に長編を4作は作れることになる。
賞に出す以前に、作品が存在しなければ何の意味もない。
新人賞うんぬんは、作品をコンスタントに作る態勢(習慣)を構築してからで十分である。

また、量を書くだけではなく、それなり以上に面白くなければならない。
最近シナリオ技術の本を結構読んでいて、おもしろいストーリーを体系的に作ることのできる表を自作しようかと思っている。
映画の話だが「おもしろさ」というのは定型があるらしく、それを応用できないかと思う。
こちらなど参考になると思う。

平成29年は、長期不敗の態勢を作るための小説的体力を身につける年にすると決めた。

テーマ : 物書きのひとりごと
ジャンル : 小説・文学

5ヶ月ぶりの新作 「ティアマリア・エステミロワ 第1巻」発売開始。

ようやくティアマリア・エステミロワ 第1巻の発売にこぎつけた。

熊本地震直後の小さな、あの家以来5ヶ月ぶりである。
最近は気力が落ちていて、せっかく連休なのだから気力・体力の回復につとめたいと思っていたが、発売だけしておいてほったらかしも作品に悪いので、紹介したいと思う。

以下はAmazonの紹介文である。

千年前の侵略者の容姿を引き継ぎ、生まれながらに不可触賤民として運命づけられた少女は、名前さえ与えられていなかった。

少女は奴隷として王都へ売られていく。奴隷市場では身を隠す布切れ1枚さえ与えられず、狂熱を帯びた視線になぶられる。

少女を買ったのは、猿に似た中年貴族。裸のままの少女を連れて、戦利品のように王都を闊歩した。

眼の前に現れたのは、異形の槍使い。侵略者の容姿を持った隻腕の老人。
一撃で少女を救いだす。

少女は老人に名前を与えられる。

ティアマリア、と。

ティアマリアの宿命に挑む戦いが、始まろうとしていた。


いかがだろうか。

ティア青

凛とした少女と凶悪そうな老人が出会い、何が起こるのか、作者の僕にも判らない。

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

「海賊と呼ばれた男」を見に行く。



職場で隣の人が年末の追い込みをしているのを尻目に、先週今年の仕事をすべて終えた僕は午後から年休を取って映画を見に行った。

子供たちと見に行った仮面ライダー平成ジェネレーションズは大人が見ても十分面白かったのだが、やはり自分で見たいものを決めたい。

「シン・ゴジラ」や「君の名は。」や「この世界の片隅に」を見ようと思っていたのだが、つい先日読了した「海賊と呼ばれた男」が12月10日から上映されていることに映画館に行ってから気づいた。
そして見ることを決定。

最初は、岡田准一が60歳の役ができるのかと思っていたが、メイクもいいのか回想の若いころとは別の俳優がやっているのかと思うほど馴染んでいた。
岡田准一演じる國岡鐡造のメガネとしわがれた怒鳴り声は、1年前熊本時代の上司を思い出し胃が縮んだ。
本当にそっくりだった。

率直に思ったのは、やはり映画より小説の方が情報量が圧倒的に多いなということだ。
映画だけ初めて見たひとは、満州での石油メジャーの活動状況や、日章丸(映画では日承丸)事件のときのイラン首相との息詰まる交渉とか判らないだろう。
また、日田さん(映画では木田さん)がなぜ國岡にあれほど入れ込んでいるのかもよく判らないだろう。

ユキと離婚したときの情景も、原作通りだと受けなくてもいい反発を招きかねないとの判断だろうがかなり変えられている。
違和感を感じるほどではなかったけれど、大正時代に女の方から映画のような理由で離婚できたのかなと思う。

ほかには、原作よりも回想で「海賊」的な言動を強調していて、それが日章丸事件の根底にあるという解釈のように感じた。

映画館は平日の昼間なのに半分ほど埋まっていて、ほとんど中高年だった。
隣の老夫婦はスタッフロールのあとに夫婦ともども声を潤ませて感想を語っていた。

この映画の面白さは、非常にシンプルである。

何度も破滅の危機に追いこまれる主人公が、そのつど強靭な意志と仲間の力で乗り越えていく。
強大な敵、仲間との絆、仲間の喪失、ぎりぎりでの目標達成。


実際國岡鐡造が生きた時代には、それぞれの陣営にそれぞれの正義があり、それをある程度説明するのが公平であるのかもしれないが、映画では必要最小限(あるいは以下)に抑えられていた。
それをすると主軸となるストーリーの構造がぶれてしまうためである。
小説でも官僚側の言い分は解説の堺屋太一しかふれていないが、キレのいいエンタメにするための宿命である。

結論として、見てよかった映画です。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

新作 「ティアマリア・エステミロワ第1巻」の表紙が決まる。

ランサーズで募集していた新作の表紙が決まった。

Yさんの提案である。

ティア青

このままクリアファイルとかにして持ち歩きたいほどかっこよく、美しい。

小説の内容は今まで何回か言及していた、賤民少女が奴隷に売られて変態貴族に街を裸で連れまわされているところを異形の槍の達人に助けられ、色々な理由から陸軍士官候補生を目指していくという話である。

長くなりすぎてまだ完成してはいないが、1巻を出す程度の分量はあるので、2巻分を書くモチベーションを高める意味も含めて出すことにした。

年内にはいろいろな作業も終わって出せると思う。
この作品は小説を書き始めて第2作であり、自分の技術向上の軌跡をもっとも顕著に表している。
つまり書き直し、書き足し、修正した回数がもっとも多い作品である。

小説の方の思い入れも含めて、今回の表紙は最高である。

続きものなので、当然第2巻もYさんに頼む予定である。

続きを読む

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

自由の最終形は孤独である。檀一雄「火宅の人」



もし、万般のいつわりを以てしなかったら、男女は僅かに一週間の共存にも耐え得ないのではないか。いつわりと言うのが言い過ぎだとしたら、生活術だ、愛だ、いや、愛の隙間を糊塗する生活の技巧である。

最後の無頼派と呼ばれる檀一雄の私小説。

よく見るのが「檀一雄が半年も海外旅行をしている間に子供たちは鶏のエサを食べていた」というものだが、それは「火宅の人」の時系列を無視したつぎはぎである。

放埓に生きることが真の自由であると信じ、ほとんど我慢というものをしない思うがままの生活をする。
浴びるほど酒を飲み、何人も愛人を作り、好きなだけ放浪する。

にもかかわらず、自分の求める自由とは放浪の中の孤独であると気づく。
子供は5人作るし、愛人には惜しみなく金を与えて自分からは決して別れを切り出さず、友人を呼んで大騒ぎするのが大好きである。

基本的に優しいひとなのだろうが、欲望に従えば従うほど、自分が真に求める自由、すなわち孤独からは遠ざかっていることも自覚している。

文中にはあまり書かれないが、これだけの生活を維持するためにどれほど執筆しているのかと計算してみると、放埓はただの息抜きではないかと思えてくる。
愛人と数か月旅行に行く際も、ちゃんと仕事は持って行って旅先から郵送するのだ。

少しだけうらやましいとも思うけれども、僕だったらきっと疲れ果ててしまうだろう。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

仮面ライダーの映画を見てくる。

以前からの予定通り、息子ふたりを連れて仮面ライダーの映画を見に行った。

結論として、息子たちも僕も大変満足した。
僕が満足したのは敵の戦闘技術の高さである。

特にギリルバグスター役の山本千尋のカンフー技術がすごい。
成龍や李小龍にもひけをとらぬと言ったら言い過ぎかもしれないが、徒手だけでなく剣(太極剣というらしい)も素晴らしい。
マコトとアランがふたりがかりでも勝てないのも納得の圧倒的迫力である。

ロボルバグスター役の棚橋弘至は現役のプロレスラーであり、仮面ライダードライブの泊進ノ介を超パワーでぶん投げたり、腕ひしぎ十字固めをかけられたのをCGなしで持ち上げて叩きつけたり、一番痛そうな戦いをする。

ドラルバグスターの鈴之助は、桃百百である。
手を後ろに組んで足技だけで戦う。
ちなみにこれ。

tao.gif

息子たちが満足したのは、出し惜しみのないライダーの変身の数々や、映画しか出ないファンサービスの眼魂(アイコン)やガシャット(エグゼイドの変身アイテム)などの仮面ライダーらしさの大盤振る舞いである。

さて、小説を書く者としてはこの経験を生かしたく、あくまでストーリーだけを見て評価してみたいと思う。

〇 良いところ

1 最初の1分で上記3名の敵が、ガシャットを作る会社の社長のところに銃乱射で襲撃し、正体不明のパックマン仮面が現れる。このオープニングは成功している。エンタメ小説と同様に最初が肝心である。

2 主人公が奪われたものを取り戻すというシンプルだが間違いのないストーリーが背骨にある。夏の映画では、マコトのサイドストーリーに入りすぎた感があり、芯があやふやだった。シンプルさが功を奏したのだと思うが、ダブル主人公にもかかわらず一方の影が薄くなったりしていない。

〇 いまいちなところ

1 パックマン仮面の正体が早々に判明し、巨大パックマンも中盤で解決してしまう。肩透かしを食らった感がある。

2 最後の大逆転の手段がゴースト、エグゼイドともに唐突であり、伏線がない。

まあ、普段テレビで仮面ライダーを見ている子供たちを最大限楽しませることを目標としているのだろうから、そのためにストーリーが犠牲になる部分はあるのだろう。

結論として、仮面ライダー平成ジェネレーションズは、アクション映画として非常に優秀でかつ仮面ライダーらしさとファンサービスを十分に堪能できる映画です。

テーマ : アニメ・感想
ジャンル : アニメ・コミック

失禁するほど昂奮する遊び。

6歳と3歳の我が息子たちは仮面ライダーが大好きである。
今はエグゼイドに変わってしまったが、その前の仮面ライダーゴーストが特に好きだ。
平日はテレビを見る時間が皆無である僕が、日曜の朝七時半からは子供たちとジュウオウジャーに引き続き仮面ライダーを見ている。

仮面ライダーゴースト

なお、仮面ライダーのあとのプリキュアが始まると、長男は「早く消してー!」と恥ずかしがってテーブルの下にもぐってしまう。
昔「うる星やつら」の始まる水曜夜七時半にテーブルの下にもぐっていた自分を思い出す。

そんな長男なので、12月10日から公開の映画には異常な関心を示し、先週立川におまけつきのプレミアム前売り券を買いに行くことになった。
そして入手したのがこれである。

テンカトウイツ眼魂

眼魂(アイコン)というもので、宮本武蔵とか過去の偉人の魂がこめられており、変身するときに使うことによって偉人の力を使うことができるというものであり、これは織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の魂が込められているらしい。説明書によれば。
兄弟ともども大はしゃぎで、家に帰っても仮面ライダーごっこを始めて走り回り家人の雷が落ちたので、プラスチックの刀をもって近くの公園で仮面ライダーごっこをすることになった。

最初は兄弟同士で刀を振り回して遊んでいたが、やがて「お父さん眼魔(ガンマ)やってよ」と長男に要求された。
眼魔というのはゴーストの敵である。
そこで僕は刃牙のT-レックスの構えをとり、兄弟に向けて突っこんだ。

img8a01b47599b6f4ae93dde.jpg

ふたりはクモの子を散らすように逃げたが、次男がしゃがみこんでしまった。
聞いてみると、失禁したらしい。
家に帰り、パンツを履き替えてもう一度遊びに行った。

今度はこちらから攻めずに、兄弟の攻撃を受ける。
3歳の次男が満面の笑みで「やああああ」と刀をふりかぶって向かってくるのは大変心温まるものであったが、また失禁した。
今度は昂奮しすぎと思われる。

真っ暗になるまで遊び、家に帰るときに長男が「来週、映画みたらまたやろうね」と言った。
する前には、次男の膀胱を空にする必要があると痛感している。

テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

半年ぶりに新刊を出す。

7月に小さな、あの家を出して以来、電子書籍を出していなかったが、12月中に出すことにする。

11~12世紀のヨーロッパをイメージした架空世界を舞台にしている。
不可触賤民として生まれた少女が奴隷に売られたところから成り上がる物語である。
奴隷市場で変態貴族に買われて裸で街を連れまわされているのを、異形の年老いた槍の達人に救われるところから物語は始まる。
もともとは小説を書き始めて2作目に取り組んだものだが、まだ完結させることができていず、1巻を出す程度の分量はあるので、てこ入れの意味も含めて出すことに決めたものである。
当然、以下続巻である。

久しぶりにランサーズで表紙を募集しているが、要求が複雑なので集まりが悪い。
よく集まるのは「背景・構図が単純」「人物が少ない」「女の子」のときであるが、特に「背景・構図が単純」なことが提案数が高いように思う。
もっとも、提案数を上げるためにニーズを犠牲にはしない。
今来ている提案は、よくぞ頑張ったと言いたくなるほどイメージ通りである。

今後の経過について、逐次お知らせしていく予定である。

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

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原田 修明

Author:原田 修明
小説を書くオッサン。
少なくとも、一生書こうとは決めた。

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