生理的に合わないキャラクター

森博嗣のS&Mシリーズを1巻から順に読んでいたが、第5巻の「封印再度」で途中放棄した。
理由は、主人公格の西之園萌の言動を見続けるのが嫌になったので。

普段は物語の登場人物に嫌悪を抱くことなどほとんどないのだが、彼女は別格だった。
どれほど嫌かを吐露することが目的ではないので、細部は記述しない。

読者に、そこまで嫌悪させるキャラクターを作りあげた造形力に感嘆する。
造形が稚拙なら、キャラクターよりも作者の方に怒りを感じるのだが、少なくとも西之園萌は僕にミステリー小説を途中で放棄させるほどの心の動きをもたらした。

Wikiで見ると、その後のシリーズでも出てくるらしいので、残念ながら森博嗣とは縁がなかったようである。同県人なのだが。

僕の場合、まずストーリーの骨格を作って、それに応ずるキャラクターを作りあげていくのだが、いくら読者の心に影響を与えるキャラクターでも、最後まで読み通すのを阻むような奴にはしたくない。
何か信念があってそうするというのは別に否定するものではないが、僕はキャラクターのヴィヴィッドさを犠牲にしても読者には最後まで読んでほしい。

今書いているものは、そうであると信じている。



面白かった、と思ったらランキングの応援をよろしくお願いします。
にほんブログ村 小説ブログへ
関連記事

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

カウンター
プロフィール

原田 修明

Author:原田 修明
小説を書くオッサン。
少なくとも、一生書こうとは決めた。

リンク
発売作品
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
電子書籍の表紙依頼に使ってます。
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ランキング