一番最初の作品を、リライトする。

一番最初に書いたのは、100枚程度の格闘小説だ。
代々鬼の技を受け継いできた一族の少年が、鬼を継ぐのに失敗して父親に殺された兄の仇を討つための紆余曲折という話で、要するに修羅の門と刃牙に大いにインスパイアされている。

書いたのは六年前で、推敲が小説力を上げると信じているので、新作は書きつつ、昔の作品をリライトしていた。プリントアウトして赤ペンで推敲するのだが、ほぼ全文書き直しに等しい。

格好つけすぎの言葉、無駄に多い主語、繰り返される同じ単語、わかりにくい表現、視点の不統一など、まさに箸棒と呼ぶにふさわしい。変わらないのはストーリーの根幹だけだった。

しかし、このド下手な小説を、上書きせずにそのまま残しておけばよかったと、推敲も終わりかけて思っている。何か、過去をひとつなくしてしまったような気分になった。



面白かった、と思ったらランキングの応援をよろしくお願いします。
にほんブログ村 小説ブログへ
関連記事

テーマ : 物書きのひとりごと
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

カウンター
プロフィール

原田 修明

Author:原田 修明
小説を書くオッサン。
少なくとも、一生書こうとは決めた。

リンク
発売作品
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
電子書籍の表紙依頼に使ってます。
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ランキング