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人間が強いと言うことは、こういうこと。 高山文彦「どん底」



彼は弱々しく、はかなげだった。しかし一度本人にふれてみると、心の芯はこまっしゃくれて、不遜だった。(395ページ)

部落差別自作自演事件の話。

著者は最後に犯人を「こんな静かで恐ろしい獣は見たことがない」と締めているが、犯人は単に自分の出自や同和運動を利用して小金を貯めたいだけだったのだと思う。ただ、自作自演はがきで誰がどれほど傷つき、動きまわるのかは全く関心がないだけのことだ。

糾弾会の後の颯爽とした足取りは、糾弾を乗り切って利益を確保した喜びにあふれていたことだろう。いまだに同じ所に住んでいる厚顔さはもはや羨望のレベル。もう威力業務妨害で判決が出てしまったので、これで法は彼を裁けないのだろうが、3,40年前だったら地域の力で不慮の事故死に会っていたと思う。

糾弾会の様子は、熊本弁で言うところの「横着か」がぴったりだ。いくら糾弾されても、自分の利益を守るために核心に触れさせない「芯の強さ」は周りが真剣なだけに腹が立つ。



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