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思い出は美しい。 夢枕獏「新・餓狼伝 巻ノ三」



僕が小学生のころから続いている格闘小説。そして、初めておもしろいと思った大人向けの小説である。

小説を書く者としては穏便に書いておきたいが、ファン歴25年の者として敢えて批判したい。

磯村露風と松尾象山の、バーでの子供っぽい会話は何か。松尾象山のイメージがぶち壊しである。
松尾象山は大好きだ。特にブラジル編は最高である。
飲みながらの会話は、餓狼伝にはよく出てくるが、土方元と丹波文七のいつ斬られるか判らないような緊張感はすごかった。すごい色のオレンジジュースにもド肝を抜かれた。

京野京介が、キンタマ切り落とされるのは必要なのか。
唐突で、しかもそのことが京野京介の強さの根源とはどうしても思えない。
エロス&バイオレンス全盛時のシーンが、サービス的に突然現れた感がある。
こちらも男なので、痛みを想像して心が動くけれども、葵左門がヒールホールドでバウンサーの膝を180度回転させたときの動揺とは比ぶべくもない。

合気を使ってボクシングで投げるというのは新機軸で興味深く、京野京介がこれをどんな殺し技に発展させるのか楽しみではあるけれども。

僕に小説の面白さを教えてくれた作品なので、最後まで付き合おうとは思う。こちらの感受性の問題かもしれないが、一抹の寂しさがある。



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