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売れるのは楽しい。

出版した電子書籍が売れるのは嬉しい。
自分が工夫したやり方で売りあげが伸びるのは楽しい。

自分が創作者で、編集者で、営業である。
創作者の幸せとは、創作に専念することなのか。

イエスとは言い切れない。
好き勝手に物語を作っていたら、いつの間にか儲かっていた、というのは、自分の生活基盤を運任せにしているのに等しい。
僕が思うには、創作者の幸せとは創作そのものであると同時に、創作物が人から認められることである。
認められるにも、言葉は無料でいくらでも発することができる。
対価というのは、自分の物語の価値について、指標のひとつになる。

僕の物語、あるいは僕と言うブランドは、金を払う価値があるのだという証拠がほしい。

テーマ : 物書きのひとりごと
ジャンル : 小説・文学

「不安」とのつきあい方について。

気温が下がってくると、僕は不安を感じることが多くなる。

僕は「不安」と「悩み」は別物だと思っている。
「悩み」には原因があり、それを取り除くことによって解決されるが「不安」は違う。
「不安」には、それをもたらす原因がないのだ。

不安に感じる要素が何もないのに、不安でしょうがなくなる。
なぜ不安なのかも判らない。
これが、仕事上の悩みとバッティングしたりすると最悪だ。

仕事上の悩みを解決するために、いかに周到に用意をしても、不安がもたらされる。
やるべき用意はすべて終わって、あとは実行だけだと理屈では判っているのに、不安でしょうがない。
「悩み」は解決されているのに、それとは無関係に「不安」が生じる。
昔は混同していたが、「不安」は「悩み」が原因ではないのだ。

世の中には「認識のコントロール」とか「瞑想」とか色々と心を軽くするための手段が紹介されているが、僕も試してみたけれど最も即効性と高い効果があるのは、端的に言えば薬である。
薬を飲むことに抵抗もあったので、まずは認識のコントロールとかやってはみたこともあるが、あまり効果的ではなかったように思う。
薬を飲んでみると、30分もすれば不安が嘘のようになくなり「準備は万端だ、あとはするだけだ」と考えることができるようになる。

僕より症状の重い人もいるし、様々な症状があるので一概には言えないが、心の作用だからといって苦しいときにただ我慢すれば、1日中苦しいし、周囲に迷惑をかけることにもなる。
麻薬ではないので、薬に頼って楽になるならそんなに深刻にならず、使ってもいいと思う。

テーマ : メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

ときどき、何のために物語を書くのかを思い返す。

冬は、みじめな思い出が多い。
雪や冷たい雨が降る日は、外を見る前から判る。
気持ちが落ちこんでいるからだ。
湿度だか気温だかが過去の思い出を条件反射的に浮かび上がらせる。

そんなときには、執筆にも身が入らぬ。
金土日とさぼっている。

何のために書いているのか、書き続けているときには思い返しにくい。
書かない日があることによって、自分はなぜ書かなくてはならないかを明確に思い出す。

たぶん、物語を作ることが溺れるように好きだったら、やらない日はない。
書くことが苦しいから、書かない日がある。
おそらく、いわゆる天才とは創作に淫することができる人だと思う。

僕は、限られた執筆時間を、そのほかのことに使い、寝てしまったときに早起きして執筆したりはしない。
そこまで行くほど好きではないのだろう。

執筆を「商売」にしたいのである。
今は正業があり、家族が文化的に生活するには十分な収入があるが、それはいつまでも続くものではない。
退職後も細々と食っていける仕事を執筆にしたいのだ。

ときどき、ランサーズで小説30000~50000字を5000円~10000円という依頼も見かけるが、ちょっと待てと言いたくなる。
しかしながら、今まで5冊出した電子書籍の印税の合計は、1万円以下なのだ。
つまり僕の作品の金銭的価値をそう見ることもできる。
5冊分の文章の合計は40万字ほどだろう。
それを思えば、適正な価格なのだろうか。

正業がなければ飛びつくと思うが、生活基盤が安定している今は、アマチュアの特権を存分に使って、いろいろと試していきたい。
書いているうちに心が少し安定してきた。
執筆には、こういった効用もあるのかもしれない。

テーマ : 物書きのひとりごと
ジャンル : 小説・文学

今後の電子書籍販売予定。

今、もっとも力を入れて書いているのは赤ん坊と身体が入れ替わってしまった高校生が身体を取り戻す長編である。
これは、3月末に脱稿の予定を組んで書いているが、賞に出すのか電子書籍にするのかはまだ決めていない。
海の記憶小さな、あの家のようにあらゆるカテゴリーエラーに該当するものではないので、賞に出す可能性は高い。

並行してティアマリア・エステミロワの2巻も書いている。
1巻の終わりで出てきた十人衆の扱いに頭を痛めている。
出してしまったからにはなかったことにはできない。
山田風太郎の忍法帖シリーズや冲方丁のマルドゥック・ヴェロシティみたいなのを書いてみたくて出したのだが、正直手に余る。
しかし、楽な道は選ばない。
すべてのキャラクターを使い切ってやるつもりだ。

ティアマリア・エステミロワ第2巻は3月中旬に販売できるよう予定を組んでいる。
お楽しみに。

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

電子書籍の売れゆき。

元旦に小さな、あの家ティアマリア・エステミロワを買ってくれたひとがいて、とてもテンションが上がった。
自分としては金を払う価値があるものを提供しているつもりだが、判断するのはあくまで読者である。

現在まで5冊の電子書籍を出しているが、キンドルダイレクトパブリッシング(KDP)のレポートを集計してみたところ、次のような結果を得た。
なお12月までのレポートなので「ティアマリア・エステミロワ第1巻」はまだ集計されていない。()内は発売日である。

※ 既読KENPとはキンドルアンリミテッドなどで読まれたページ数

〇 海の記憶(28.3.28) 販売件数:9 既読KENP:1879
〇 オールド・スパイダー(28.5.12) 販売件数:8 既読KENP:559
〇 餓獣(28.6.24) 販売件数:4 既読KENP:722
〇 小さな、あの家(28.7.17) 販売件数:6 既読KENP:1136

どこの馬の骨が書いたかも判らない電子書籍というのは売れないものだなあとつくづく思う。

じつは健闘しているのは餓獣であり、既読KENPゼロの月が一度しかない。
小さな、あの家も後発の割にはけっこう読まれている。
オールド・スパイダーは9月から販売も既読KENPもゼロである。

販促よりは執筆に力をいれているつもりだが、厳然と数字で表れると好まれる傾向がある程度判る。
まあ励みにはなるので、レポートは集計していきたい。

テーマ : 物書きのひとりごと
ジャンル : 小説・文学

平成29年の目標。

平成28年の成果でも少し書いたが、平成29年の目標について。
なぜ1年の計は元旦にありと昔から言っているのに大みそかに来年の計画を立てるかといえば、元旦に計画を立てていては元旦から始められないからである。

29年の包括的な目標は、平均点以上のレベルのものをコンスタントに量産する態勢を構築すること。

それを実行するためには、
①毎日一定量を書く習慣をつけ、量産に耐えうる小説的体力を身につけること。
②脚本術等を利用して「おもしろい」ストーリーをシステマティックに作るようにすること。
以上の2点が必要であると考えた。

①については、当初1日1,000字、月に30,000字を具体的な目標として設定する。
大体10万字で長編新人賞に投稿可能な長さになるので、およそ3ヶ月に1本の長編を書く。
またはそれに相当する短編・中編等を書く。

②については、今まで参考にした資料や教材等から独自の表を作ってみた。
フェイズの内容に従ったキャラクターの行動を入れていけばストーリーが完成するというものであるが、まだしっくりこない。

今までとにかく書くことが大事だと思ってはいたが、やる気の無いときは100文字で妥協したりしていた。
ある一定以上の量をこなさないと質的変換が起こらないのはすべての分野で共通だと思うが、今までは闇雲にその日の気分で書いているだけだった。

平成29年は、小説を趣味から生活にランクアップさせる。

テーマ : 物書きのひとりごと
ジャンル : 小説・文学

「おもしろい」の公式が判る。沼田やすひろ「『おもしろい』映画と『つまらない』映画の見分け方



具体的に「三幕構成」の「三幕」とは、どのようなことを描くのでしょうか? ずばり「対立・葛藤・変化」です。

始め(第1幕)に「対立」を描く。すなわち登場人物の「役割上の対立」及び主人公の「内面の問題の対立」

ストーリーの中間部(第2幕)で主人公が問題に立ち向かって悩んだり、努力したり、苦労する。ここで「成長葛藤(仲間がいて乗り越えられる)」と「破滅葛藤(仲間がいなくて乗り越えられない)」に主人公が立ち向かうと納得できるおもしろさになる。

終わり(第3幕)に「変化」を遂げた主人公は、すべての対立を解消する。(58ページ)


映画の「おもしろさ」とは具体的に何があれば「おもしろい」のかを懇切丁寧に解説した本。
冒頭に示した3幕構成の説明だけで、おもしろい物語が作れないと悩んでいるすべての創作者の悩みは解決する。
3幕構成を意識したプロットを作るだけで、平均点以上のものは確実にできるだろう。

さらに、ストーリーの「おもしろさ」を13フェイズにわけてどんな場面が必要かも書いている。
また、キャラクターにどんな役割を振れば「おもしろく」なるかも記載されている。

映画の解釈のための本ではあるが、すべての物語に適用できる。現に13フェイズを使っておもしろさを分析した例には、テレビアニメの魔法少女まどか☆マギカも使われている。

物語の目的は「おもしろい」ことだけにあるのではないと承知はしているが、僕も含めて「おもしろい」物語を作ろうとする者たちのための模範解答、いや公式であると思う。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

お話にならない平成28年の成果。

もうすぐ平成28年も終わろうとしている。
少し早いが、今年の成果を振り返り、何がしかの教訓を得たいと思う。

1 新たに脱稿した作品

小さな、あの家(266枚)
餓獣(21枚)
クッキング・僕(44枚)

2 新たに執筆した作品

長編(現在87枚)

3 販売した電子書籍

5冊

ちなみに「クッキング・僕」というのはアットホームアワードに出そうとしたが、引越しが重なっていたので締め切りを過ぎてしまったものである。

なんだかんだで総括してみると、お話にならない。

まあ熊本地震を直接くらったり、東京に転勤したりといろいろありはしたが、少なくとも小説を一生書き続けようと思っている人間の書く量としてはあまりに少なすぎる。
書くのをやめていないだけましと言える程度のものでしかない。
書き上げる作品をより良いものにしていこうという気があるのか、自分で自分が疑わしい。

昨年書いた海の記憶より、小さな、あの家の方が進歩していなくてはならないが、客観的に見て怪しいと言わざるを得ない。
とにかく、書く絶対量が足りず、環境のせいにしてまとまった量を書く習慣づけがされていなかった。
2ヶ月ほど前から1日1,000字を書くことを継続しようとしているが、ここ10日間は電子書籍ばかり作って書いていなかった。

今までは年間目標を新人賞獲得とか包括的で漠然としたものにしていたが、今年の目標は1日1,000字、月に30,000字を書くことにした。
そうすれば、1年に長編を4作は作れることになる。
賞に出す以前に、作品が存在しなければ何の意味もない。
新人賞うんぬんは、作品をコンスタントに作る態勢(習慣)を構築してからで十分である。

また、量を書くだけではなく、それなり以上に面白くなければならない。
最近シナリオ技術の本を結構読んでいて、おもしろいストーリーを体系的に作ることのできる表を自作しようかと思っている。
映画の話だが「おもしろさ」というのは定型があるらしく、それを応用できないかと思う。
こちらなど参考になると思う。

平成29年は、長期不敗の態勢を作るための小説的体力を身につける年にすると決めた。

テーマ : 物書きのひとりごと
ジャンル : 小説・文学

5ヶ月ぶりの新作 「ティアマリア・エステミロワ 第1巻」発売開始。

ようやくティアマリア・エステミロワ 第1巻の発売にこぎつけた。

熊本地震直後の小さな、あの家以来5ヶ月ぶりである。
最近は気力が落ちていて、せっかく連休なのだから気力・体力の回復につとめたいと思っていたが、発売だけしておいてほったらかしも作品に悪いので、紹介したいと思う。

以下はAmazonの紹介文である。

千年前の侵略者の容姿を引き継ぎ、生まれながらに不可触賤民として運命づけられた少女は、名前さえ与えられていなかった。

少女は奴隷として王都へ売られていく。奴隷市場では身を隠す布切れ1枚さえ与えられず、狂熱を帯びた視線になぶられる。

少女を買ったのは、猿に似た中年貴族。裸のままの少女を連れて、戦利品のように王都を闊歩した。

眼の前に現れたのは、異形の槍使い。侵略者の容姿を持った隻腕の老人。
一撃で少女を救いだす。

少女は老人に名前を与えられる。

ティアマリア、と。

ティアマリアの宿命に挑む戦いが、始まろうとしていた。


いかがだろうか。

ティア青

凛とした少女と凶悪そうな老人が出会い、何が起こるのか、作者の僕にも判らない。

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

「海賊と呼ばれた男」を見に行く。



職場で隣の人が年末の追い込みをしているのを尻目に、先週今年の仕事をすべて終えた僕は午後から年休を取って映画を見に行った。

子供たちと見に行った仮面ライダー平成ジェネレーションズは大人が見ても十分面白かったのだが、やはり自分で見たいものを決めたい。

「シン・ゴジラ」や「君の名は。」や「この世界の片隅に」を見ようと思っていたのだが、つい先日読了した「海賊と呼ばれた男」が12月10日から上映されていることに映画館に行ってから気づいた。
そして見ることを決定。

最初は、岡田准一が60歳の役ができるのかと思っていたが、メイクもいいのか回想の若いころとは別の俳優がやっているのかと思うほど馴染んでいた。
岡田准一演じる國岡鐡造のメガネとしわがれた怒鳴り声は、1年前熊本時代の上司を思い出し胃が縮んだ。
本当にそっくりだった。

率直に思ったのは、やはり映画より小説の方が情報量が圧倒的に多いなということだ。
映画だけ初めて見たひとは、満州での石油メジャーの活動状況や、日章丸(映画では日承丸)事件のときのイラン首相との息詰まる交渉とか判らないだろう。
また、日田さん(映画では木田さん)がなぜ國岡にあれほど入れ込んでいるのかもよく判らないだろう。

ユキと離婚したときの情景も、原作通りだと受けなくてもいい反発を招きかねないとの判断だろうがかなり変えられている。
違和感を感じるほどではなかったけれど、大正時代に女の方から映画のような理由で離婚できたのかなと思う。

ほかには、原作よりも回想で「海賊」的な言動を強調していて、それが日章丸事件の根底にあるという解釈のように感じた。

映画館は平日の昼間なのに半分ほど埋まっていて、ほとんど中高年だった。
隣の老夫婦はスタッフロールのあとに夫婦ともども声を潤ませて感想を語っていた。

この映画の面白さは、非常にシンプルである。

何度も破滅の危機に追いこまれる主人公が、そのつど強靭な意志と仲間の力で乗り越えていく。
強大な敵、仲間との絆、仲間の喪失、ぎりぎりでの目標達成。


実際國岡鐡造が生きた時代には、それぞれの陣営にそれぞれの正義があり、それをある程度説明するのが公平であるのかもしれないが、映画では必要最小限(あるいは以下)に抑えられていた。
それをすると主軸となるストーリーの構造がぶれてしまうためである。
小説でも官僚側の言い分は解説の堺屋太一しかふれていないが、キレのいいエンタメにするための宿命である。

結論として、見てよかった映画です。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

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プロフィール

原田 修明

Author:原田 修明
小説を書くオッサン。
少なくとも、一生書こうとは決めた。

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